マイ・ラスト・ソング

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カテゴリ:時事( 164 )


2005年 11月 01日

日米同盟、そして祝詞化する国際協調

◆もう「真実」は要らない、その代わりあった「事実」はきちんと伝えてほしい。新聞に対してそう思うときがある。
新聞社や記者の主観や裁量は一切排除してかまわないのだ。警察ネタの記事だったら、「○○県警の△△刑事部長(あるいは課長)は、管内でかくかくしかじか……事件が発生したことを発表した」でいい。プロ野球一軍の公式試合ならばイニング毎の攻防が分かればよい、嘆き文句やデモ・シカ解説は要らない。そして、要人の会見記事などを逐語掲載することは紙幅都合もあるから多少の要約はいたしかたないとしても、発言したことの要点はもれなく伝えてほしい。
その代わり投書欄とか街の声、社説やオビニオンの類はいらない。それから雑誌的な記事ももう不要である。とにかく目いっぱい、「事実」の報道で埋めてほしい、そんな新聞があってもいいではないかと思っている。
短期的には大本営発表になっても、蓄積すれば嘘吐きを炙りだす物証になりうると思う。名づけるならば「天網恢恢新聞」(笑)。

b0036803_23314692.jpg◆本日の新聞朝刊は第三次小泉改造内閣の関連報道がメイン。ところが朝日の小泉首相記者会見要旨なるもの、首相が日米同盟に言及した部分をすっぽり落としてしまっている。いちばん大事なところじゃないのか。これでは小泉後継と目されるひとの人物評しかしゃべらなかったのかと思いかねない記事である。
いったいなんだ、こりゃ?

朝日をけなす意図はないが、記事に掲載されなかった部分をちょっと長いが一部引用する。
「その平和を維持するためにも、日米の同盟というのは不可欠であります。その際には、基地の負担の問題をどうするのか。基地の負担はどこの地方でも歓迎はされません。しかし、平和と安全を望む声は大方の国民の声であります。これを両立させるためには、この抑止力を維持すること、言わば侵略しようと思った勢力に対して、あるいはまた日本の国民を混乱させよう、日本の機能を麻痺させようという勢力を防止するためにも、抑止力の維持というのは極めて重要であります。
 そのような日本を侵略しようとする勢力に対して、そのようなことを行った場合には手痛い反撃を受けるという、試しにやってみようかという気を起こさせないような日ごろからの抑止力を維持させるためにも、日米同盟は不可欠の問題であります。」

◆ここでコイズミさんがわざわざ言及した「日本の国民を混乱させよう、日本の機能を麻痺させようという勢力」とは、おそらく北朝鮮のテポドンそして同国工作員によるテロ攻撃を想定しているのだろう。あるいはアルカイダやそのシンパ勢力も含まれるかもしれないが、ワタシ的にはその程度しか思いつかない。なにせ北朝鮮は過去にも大韓航空機爆破事件やラングーン事件、そして日本人拉致など起している、本日も国連でムチャクチャなことを云ったようだ。だから文脈上そこまでは理解できる。
しかし、日米同盟が果たしてテロ攻撃の抑止力になりうるのか、むしろ捨て身のテロ攻撃を誘引するかもしれない。だいいち世界最強の軍事大国であるアメリカでさえ、9.11事件以後オタオタしている有様だ。
他紙の取扱いは知らない、それにしてもなぜ、朝日はここのところを飛ばしてしまうのだろうか。

◆コイズミさんはこのアト「中国、韓国、隣国との友好関係等国際協調を実現していくために出来るだけの努力をしていかなければならない」と言葉を追加する。そりゃあたり前のことであって、米軍基地の存在だけで平和が担保されるならば、外務省はうんと縮小して儀典省にすればよい。日米同盟も当面必要かもしれないが、独自の外交努力あってこそ平和が確かなものになる。そうでなければ51番目の州どころか、準州以下の扱いに甘んじるしかないということだ。
だけど新官房長官も新外務大臣(よりによって麻生炭鉱の御曹司である)も靖国参拝派なのである。加えてスーパー・イエスマンに引率された忠犬もとい中堅議員が、こぞってウォー・シュラインたる靖国に行くようになれば、それこそ挙国一致でアジア軽視していると誤解されてしまうだろう。そこまで露骨にギスギスやってしまえば、外交努力やってますなんてとても伝わるものではない。今でさえ、国連常任理事国入りで日本を明確に支持してくれるアジアの国はアフガニスタンとブータンとフィジーの僅か3か国に過ぎないのである。アジア外交にとってさらなる大きなロスを招きかねず、友好関係とか国際協調なんて口先だけのお題目になってしまいかねない。
どうも建前で云っていることと、実際にやっていることの整合性がないのではないか、それを懸念してしまうのだ。

◆いま、自民党は「小さな政府」をしきりに唱えている。そして郵政の民営化などによる公務員減らしを図っている。「小さな政府」は人口減少社会のすう勢たる面もあるだろうが、あるいは、役所(国)の仕事をどんどん軽くして、テロ対策に振り向けたいという思惑もあるかもしれない。治安維持や情報要員の増員のほか、アメリカのエシュロンのごとき大規模盗聴システム日本版の構築である。民に出来ることは民間に委ねるというが、内緒ごとは官がとことんやるという構図だ。それは極端な警察国家、監視社会への道を切りひらくことであるし、歯止めのない金食い虫を抱え込むことにもなる。
「小さな政府」はそのための露払いキャンペーンにもなりかねない、そんな心配もある。

◆それにしても、コイズミさんといい、麻生さん、安倍さん、みんなろくすっぽ働いたことのないボンボン世襲議員ばかりである。凡そ庶民の生活感覚とは無縁だろう。
嗚呼、ボンボン・ブラザーズが日本を仕切るのか(嘆)。
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by chaotzu | 2005-11-01 23:43 | 時事
2005年 11月 01日

サプライズはブルー・ドレス!

◆「その者、青き衣をまといて金色の野におり立つべし……」
まるでオババのいう予言が成就したかと思ってしまったほどだ(嘘)。
比例区で楽々当選して、お約束どおりたちまち大臣になった猪口先生、昨夜は驚かせてくれた。
b0036803_20102319.jpgいまや、豆ダヌキとみまがうばかりだが(失礼)、かつてはカワイコチャン学者のはしりだったのである。年年歳歳花相似じゃないが、変わるものだ(汗)。

それにしても小池さんと同い年だったんですなあ。
マスコミが勝手につけたネーミングは「刺客第一号」と「コイズミ・シスターズの長女」、
同性であるが、ここまでに至る人生のなんと対照的なこと。
政治家としての評価を捨象すれば、これまで苦労が多かったであろう小池さんに肩入れしたい気持ちがある。
まあ仲良くやってください(マジ)。

◆「Kシスターズ」の次女格、片山さつき議員は経済産業省の政務官らしい、本人はご不満かもしれぬが、受け入れる役所はもっとたいへんだろうなと思う。
こちらも仲良くやってください(これもマジ)。
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by chaotzu | 2005-11-01 20:16 | 時事
2005年 10月 30日

かくて社会のギスギス化が進行する

◆本日の朝日新聞朝刊に珍妙というか、ワタシ的には記者のレベル低下を痛切に感じざるを得ない記事があった。
「北九州市役所が、公務時間中の職務専念義務の免除特例に『散髪』を盛り込んでいたので、これを廃止する」とのニュースである。他の政令指定市には同様の措置がないからというのが廃止理由である由。
これって、単に職務専念義務免除(以下職免)規定に堂々とのせていたのがカッコ悪いから、文言上外すということではないのか。かの大阪市役所職員も「仰天」したとあるが、それは明文規則にしていたことについてであって、勤務時間中の散髪容認に驚いたということではないだろう(笑)。

◆だいたい朝日の記事そのものが、職場慣行としての「職免」を容認するかどうかについて巧妙に避けている、掘り下げが浅い稚拙な記事である。大衆迎合記事といってもいいかもしれない。
そもそも勤務時間中の職免事例を厳密に云いだせば、それこそキリがない、トイレに行く、喫煙コーナーに行く、それから歯医者や喫茶店に行くのも職免になってくる、いや四角四面に云えばサボリ行為になるだろう。これを突き詰めれば、ションベンに行くのも労基法規定の休憩時間内に行かねばならなくなる。昼休みがいちばん忙しくなるではないか(苦笑)。
だけど、朝日新聞築地本社や肥後橋大阪本社のビル内にも理髪店や歯科診療所はあるだろう。はたして職員は勤務時間中に一切行っておりませんといえるのだろうか。国会や霞ヶ関の中央官庁、県庁指定市となれば、このような「便益施設」はたいていあるはずで、記者クラブのひとも使っているはずだ。なにをトボケくさってである(笑)。

◆こんなことを書くと、オマエは公務員のサボリ行為を擁護するのかと叱られそうである。率直に云って、それぐらいいいじゃないかというのが、ワタシの考えである。これは公務員であれ、民間のサラリーマンであれ同じことだ。だいたい、仕事そのものがフレキシブルなのである。食事も摂れないぐらい忙しいときもあれば、ひと息つけるときもある。
ワタシの場合、散髪や歯医者は自宅近くで行っているが、それは好みの問題からであって、別段のポリシーがあるわけではない(白状すると散髪は千円理容の愛用者である)。ただ、地方の支店から親しい同僚が来るとちょっと喫茶店で雑談することはある。それもサボリだ、けしからんと云われればそうかもしれない。それでも、それぐらいいいじゃないかと開き直るつもりだ。強欲な経営者なら青筋たてるかもしれないが、同じ働く者どうしで目くじらをたてるようなことではないと思う。これはけっして既得権といったたいそうなものではない。それゆえ離席中の相互応援もあたり前のことと思ってやってきた。むしろ、仕事になんのメリハリもつけず、ただ机にしがみついているだけといった輩のほうが、はっきり云って面妖である。残業代ドロボーにみえるときがあるといえば、云いすぎだろうか。
だいたい民間企業では時間単位の有給休暇がとれるのかどうか、仕事にメリハリつけて頑張って、散髪に行く時間を工面してもいいのではないかと思っている。もちろん、それは公務員であっても同じことだろう。こんな調子でいけば、どんどんギスギスした社会になってしまいそうである。それがなにより心配だ。

◆もうひとつ、役所や民間のビル内で営業している理髪店や歯科診療所等は、そもそもビル内に勤務しているひとを対象に商売しているということがある。同様の喫茶店もあるだろう。それを勤務中あるいは公務中の出入りは一切まかりならんとなれば、たちまち商売上がったりになってしまう。
もともとは、高度成長を下支えしてきた日本社会独特の厚生文化の一端ではなかったか。かつては徹夜続きの体を理髪椅子で労わることがストレス解消になる時代もあった。このようなオフィス・ビル内の便益施設は、人口減少社会に転じれば、いずれ逓減していくかもしれない、それでも、いま現在それで生計しているひとも少なからずいるのである。

◆マジシャンの世界で「誤導」というテクニックがある。右手である方向を指し示してそこに観客の注意をひきつけておく、その間左手のほうが見られたくないことをしているといった具合である。働く人間にとってフツーの労働慣行を公務員攻撃を突破口にして、どんどん切り下げていく、最低限のレベルまで落とすいっぽうで、憲法や教育基本法改変などの布石を着々と打っていく。マスコミはその片棒を担いでいくつもりだろうか。
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by chaotzu | 2005-10-30 19:26 | 時事
2005年 10月 29日

田中角栄銅像に屋根? 「まるで個人崇拝特区」

◆夕方のテレビ・ニュースでみて、感動のあまり思わず絶句(嘘)。
写真がなくて紹介できないのが、ナントモ惜しい。

上越新幹線浦佐駅(新潟県南魚沼市)の駅前にある角栄さんの銅像(立像)に雪よけの「屋根」が完成して、本日除幕式が行われたとというニュース、田中真紀子夫妻が神妙な顔で列席している。
“パパが雪をかぶって寒いじゃない!”
とマキコ議員が地元一部の反対を押し切って設置したらしい。未だ震災復旧の済まない旧山古志村のひとなんかがみたら、どう思うだろうか、気になったりする。
いやもう何もいいますまい。

◆こうなったら、世界初の屋根付銅像(たぶん)で大々的に名所としてPRしたらどうだろうか。なにコペンハーゲンの人魚姫だってそんなにたいしたもんじゃない。
北朝鮮の人なんかがみたら、感銘を受けて帰国するかもしれない。
“まだ、この手があったのか”なんてね。
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by chaotzu | 2005-10-29 23:55 | 時事
2005年 10月 29日

「旧明治生命」 またの名は詐欺カンパニー

◆某生保の定期養老保険に加入しており、病気入院特約もつけている。ちなみにいま渦中の明治安田生命ではない。
1回目の入院後に、通常額の入院給付金が支払われた。3年後に2回目の入院をする、ところがこんどは思っていた以上に給付額が多い。不審に思って問い合わせたところ、最初の入院給付金支払時に成人病特約の失念があったことを「白状」した。2回目の請求に至ってそれに気がついたもんだから、特約相当額を遡及して上積みしたという次第である。
事務ミスといってもいい。ふつうならば目くじらをたてることはないのだろうが、問題は契約者にそのことを全く知らせようとせず、素知らぬふりで過去の不払いを糊塗しようとしたやり口である。電話でその点を質したところ、応対の女性社員は黙りこんでしまう、代わりに出てきた総務課長はただ平謝りいっぽうである。まあ、こちらも呑気なところがあったし、そもそも目をつり上げるほどの金額ではないので矛を収めたが、この程度の営業感覚では、この生保もいずれダメになるなと思ったものである。
免責理由は目をさらにして探すものの、給付の失念チェックには少しも努力を払わない。契約するまでは賓客扱いだが、そのアトは放置状態である。いま現在、外資系生保が医療保険を席捲しているが、それは国内生保のこれまでいい加減な商売がもたらした結果でもある。
ところが、ダメさ加減でもまだ上には上があった。明治安田生命である。ここまでくるとサギ・カンパニーといっていいだろう。はっきりいうと、もう潰れるべきである。

b0036803_1114501.jpg◆明治安田生命といったら気の毒かもしれない。正確には旧明治生命のほうである。先ほど潰れるべきと書いたが、旧安田生命のほうはとばっちりであるから、さらに正確を期すと旧明治生命側の問題当事者を追放するべきなんだろう。しかし、三菱プランドのイメージも失墜したものである。
不祥事件の概要はニュースで取り上げられているので、ここではなぞらないが、1年間に2回も同様の件で行政処分を受けるなんて、異常を通り越して悪質そのものである。今年2月の1回目行政処分のときにしらばくれていたのだろう。不当な不払いの件数を他生保と比べると、組織的に会社ぐるみでやっていたことはみえみえであるし、なぜ刑事罰を追及しないのかと思ってしまうほどだ。

◆会社の危機を招いた背景のひとつとして、生保会社の「マスコミ支配力」もあると思う。大量の広告出稿やテレビCMを流している。少々やばいトラブルがあっても、広告代理店を通じた圧力でいつでもメディアを抑えこめるという思いあがりがあったのではないか。だとしたらとんでもないことである。
松井選手はこの生保会社のCMキャラクターを早くやめたほうがいい(笑)。サギ・カンパニーの片棒担ぎなんて本人も心外だろう。

◆もうひとつ、生保だけの問題ではない。苦情処理機関たる生命保険協会や監督当局の金融庁は何もやっていなかったのではないか。特定生保の苦情件数が突出していたであろうに、何もおかしいとは思わなかったのだろうか。怠慢のそしりは免れないだろう。
とくに金融庁、問題が発覚してから検査で追い討ちをかけたとしてもなんの自慢にもならない。むしろ恥ずかしいと思うべきだ。
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by chaotzu | 2005-10-29 11:21 | 時事
2005年 10月 28日

出馬しまセン・バタロウ?

◆わずか3日で市長選挙の出馬撤回、自民党大阪市会議員の船場太郎の挙動が思い切り笑わせてくれる。三つ子の魂百まで? ちと違うか。さすが元ヨシモトやと云ったらイヤミだろうか。
b0036803_2381643.jpg吉本在籍当時は甘い二枚目ながらボケをかます役回りだった。しかし馴れてしまうとたいして面白くない、芝居もあまりうまいようにはみえなかった。吉本新喜劇がもうひとつ精彩がなかった時代である。周りは破滅型芸人ばかりで性にあわなかったのだろう。芸人に見切りをつけて、地方議員に着眼したのがいかにもこのひとらしい。
市議に転身してはや15年目、腰も低そうだし、業界仲間としてみるならば、そう悪いひとじゃないのだろうなとは思う。
だが、大阪市の利権構造にあまりにズブズブなのである。自民党の同僚市議からすれば、同じ鍋仲間、毒饅頭を分け合った仲だ。これほど安心できる候補者はいなかっただろう。だけどそう思惑通りにいくものではない。ここは政権与党の嗅覚たるや、さすがというしかない。

◆立候補の弁が、まず笑わせてくれた。
“職員出身でなく何のしがらみもない私は、本当の改革に進んでいける”
市会議員を10何年もやって「なんのしがらみもない」と云ってのけることがなんともスゴいことだ。吉本の座長当時にこれだけの芝居ができていたらなあと思わぬでもない(苦笑)。

大阪市問題は職員の厚遇問題だけではない、市会議員厚遇問題もある。加えて特定の市議と癒着した利権勢力もある。利権の一端を職員にもお裾分けして「一種の共犯」に仕立ててきたというのがこれまでの実態ではないのか。
おまけにこのご仁、回りもちとはいえ市会議長まで務めているのである。海外旅行等さぞや特権を享受したことだろう。その前はオリンピック誘致の旗振りをして、舞州とか咲州なとの臨海埋立地にさんざんムダな投資をさせた当事者ではなかったか。もうしがらみがありまくりなんで、そういう人間が改革を云うなんてちゃんちゃらおかしいのである。

◆それでも政治家としてのプライドがあるのならば、無所属でも立候補を貫くべきなんだろうが、公明党が推薦しないとなれば、たった一晩で腰砕けの体たらく。腹の座らぬ関前市長といい、こんどの大阪市長選挙、まるでタヌキとキツネの化かしあいみたいにみえてしまう。
それにしても、まともな候補者がたてば、無党派でも十分勝てると思う。それが公明党の意向次第なんてなんとも情けないはなしだ。
よっぽどオーサカは人材難なのであろうか。あるいは、二の足を踏むような隠された事情がまだあるのだろうか。問題の根の深さを痛感する。
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by chaotzu | 2005-10-28 23:10 | 時事
2005年 10月 25日

まるで詐欺師の見本、フェアじゃないよコイズミ自民党

◆“やっぱり「改革」してくれるのはコイズミさんしかいないよなあ”
 “なんだかだいっても、信念の純ちゃんだけさ、「構造改革」できるのは”
お待たせしました。コイズミ流「構造改革」劇のはじまり、はじまり……。
そうか、「構造改革」というのは、ビンボー人からさらに金を巻き上げることだったのか(泣)。

b0036803_190352.jpg◆総選挙で圧勝した自民党がいよいよやりたい放題、言いたい放題になってきた。「実るほどコーベをたれる稲穂かな」の謙虚さなんぞどこにも感じられない(苦笑)。
衆議院は与党が三分の二の議席を占めたまま4年間選挙の心配はないし、参議院は既になきがごとし。有権者の不興を避けて選挙前はぼやかしていた国民負担増の辛口施策、いまのうちにやってしまえといわんばかりである。コイズミ信仰が薄れぬうちにという思惑もあるのだろうか。

◆一発目は、定率減税の廃止。
選挙前は「半分廃止にとどめた」、「所得税については、所得が捕捉しやすい『サラリーマン増税』を行うとの政府税調の考え方はとらない」とはっきりいっていたはず。ところが舌の根も乾かぬ9月20日には、はや財務相が全面廃止の示唆発言をし、コイズミさんもこれを否定しない。もともと小渕内閣のときに恒久減税だとさかんに宣伝して実施した施策であった。ところが今になって、あれは「恒久的」減税なんだ、一時的な措置を廃止するものだから増税にはあたらないんだとの言い逃れである。

◆次は医療費制度改革と称する医療費自己負担額拡大の地均し。
厚生労働省がこの19日改革試案なるものを発表したが、その内容たるや高齢者医療費の窓口負担率の引き上げ(現行1割→2割など)や保険免責制度の導入など、次から次と患者負担増大項目を並べ立てる。そのいっぽうで医者の診療報酬見直しのほうは目をつぶっているが、経済財政諮問会議はもう追認しそうな雰囲気である
これも選挙前はどう云っていたか、
「医療制度改革の断行、安心で質の高い医療提供体制、持続可能な医療保険制度の確立」 実にこれだけなんである。改革断行の正体は値上げだけか、それだったら、ダレでも思いつきますぞ。

◆そして、消費税の増税
いよいよ消費税増税の地均しだ。自民党の財政改革研究会が、この24日に社会福祉目的税としての消費税率引上げを示唆した中間報告を24日に発表した。コイズミさんはこれについて、「(民主党案の3%で)足りるのか」とまで云ったらしい(ロイター・ニュース)。
これも選挙前は「消費税を含む税体系の抜本的改革」と曖昧模糊たるものだった。おまけにコイズミさん曰く「私の代は上げません」、これで当面消費税アップはなかろうと錯覚した有権者もかなりいただろう。なんのこっちゃない、一年間だけの仮猶予であるのに。

◆これらの増税あるいは負担増施策の是非そのものについては、いろんな見方があるだろう。ワタシ自身も消費税の増税(かつ複数税率の採用)はいずれ避けられないだろうと思っている。
どうにも釈然としないのは、選挙前はあいまいな言い回しに終始して、選挙が済んだ途端、全面委任されたとばかりに辛口施策を矢継ぎ早やに打ち出してくるその姑息なやり口である。ユーセイ、ユーセイの一点張りで大勝したが、いつのまにか白紙委任状をもらったつもりでいる。
民主党はまだ消費税の3%アップをマニフェストで訴えていた。愚直かもしれないが、それが公党としてのあるべき姿というものだろう。選挙前は口をつぐんでおいて、アトになって「3%で足りるのか」なんて言い草は、まるで詐欺師のやり口である。とてもフェアとはいえない、
いやホンマモンの詐欺師もひれ伏して、恐れ入りましたとコイズミ信者の列に合流しているかもしれない。それもまた想定内か。
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by chaotzu | 2005-10-25 19:06 | 時事
2005年 10月 23日

神戸市長選投票率はぎりぎり30%

◆日本シリーズはロッテがまたも大勝、いやほんとにロッテは強い。ホークスとの修羅場決戦を経てさらに強くなったようだ。だけど、1点差でも10点差でも負けは負け。
阪神ファン“千葉ではこの辺にしといたるわい”(泣)

◆さて、本日投票の神戸市長選、予想通りの現職再選である。開票開始直後に当選確実のアナウンス、まだ公式の開票率が0%というのにどうなっているんだ。ほんとにトホホである。ちなみに投票率は30.23%で前回選挙よりも8%低下した。もしかすると、神戸市役所とその外郭団体の職員家族、そして取引業者筋が投票者の大半かもしれない(苦笑)。なんといっても市役所が市内最大の事業所である。そして残る7割の棄権者はすっかりしらけている。
しかしこれで来年2月に開港予定の新空港が再度信任された理屈になる、市民の血税投入にはずみがつくだろう。今度は「もう出来てしまった施設だからムダにするのはもったいない」という理屈が堂々とまかりとおる。まさに作ってしまったもん勝ちである。建設事業費の穴埋めに加えて運営費の赤字補てんまで、市民はずっと余分に搾取されることになりかねない。
それにしても、対立候補の42歳起業社長氏、「市政の民営化」をスローガンにしていたが、かつて「株式会社神戸市」ともてはやされた歴史があることを承知で云っていたのかどうか。株式会社に擬せられて調子にのって突っ走ったあげくが今日の惨状である。そして阪神大震災がそのポロ隠しになった。

◆来月は大阪市長選である、民主党はもう同じ轍を踏むべきではない。辞任した関市長が芦原病院への無担保貸付130億円問題のみそぎをもくろんでいることはみえみえである。やっと大阪市問題の本丸のひとつ=同和利権が表面化してきた。芥川竜之介の「蜘蛛の糸」みたいな醜態なり暗闘がこれから展開されるだろうが、利権と一蓮托生の勢力と手を組むようなことがあれば、もう政党としての将来はない。それは間違いない。
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by chaotzu | 2005-10-23 23:30 | 時事
2005年 10月 23日

下北沢のマンガ読み屋 力丸さん

◆マンガ読み屋ってなに?
昨夜はプロ野球の日本シリーズをみて、ついついマリンスタジアムの濃霧中継までつきあってしまった。それからNHKの討論番組「日本のこれから~若者たちのこと」をみたのであるが、ゲストの泉谷しげるが話にやたら割り込みするので、もうなにがなにやら。泉谷ぁ、ウルサすぎやちゅうねん!いいことを喋っているかもしれないが、あれでは耳に入ってこない。
残念ながら途中からみたこともあって、本題のフリーターやニートのはなしは記事にまとめるほど頭にとどまっていない。憶えているのは先述の煩い泉谷とメイド・ファッションの女の子、相変わらず達者なワタミの社長さん、そして新発見のマンガ読み屋さんである。

b0036803_17343934.jpg◆東方力丸さん、31歳、街頭でマンガ読みのパフォーマンスをやっている。おそらく日本では初めての職業か(笑)。もっとも職業といえるかどうかだが、とにかく、これまでにみない大道芸人さんだ。思いっきり乱暴に喩えると、亡くなったマルセ太郎のマンガ版といったところ、正直云ってこれまで全然知らなかった。
ネットで検索してそのパフォーマンスをみたが、「東京大学物語」の朗読なんかは爆笑かつ衝撃ものである。テレビでみた朴訥繊細な印象が一変する。マンガは擬音が多いので実際に声を出して人前で読むなんてなかなか思いつかない。どんなことであっても、最初に思いついてそれを実践するひとはえらいと思う。

◆とはいえ、まだ月収10万円そこそこ、借金を抱えて風呂なしアパートの極貧生活らしい。たしかにセレヴとは思い切り縁遠い外見である。めがねのフレームに貼り付けているテープらしきものはなんだろうな。
かつてひきこもり経験があり、その憤懣を溜りにためた爆発が、今のパフォーマンスに至っているとのこと。そりゃそうだろうな、人前でマンガの朗読なんて恥ずかしくて、よほどの開き直りがないとなかなか出来ることではないと思う。
番組出演効果でたちまち準メジャー的存在になるかもしれないが、今後メディアに引っぱりまわされて消耗しないことを切に願う。
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by chaotzu | 2005-10-23 17:41 | 時事
2005年 10月 21日

サッパリ盛りあがらぬ神戸市長選

◆現職市長の辞任アンド選挙再出馬で騒然の大阪市と比べて、神戸市長選挙のほうは、すっかり静かなもんである。あさって投票日であるということを、ほとんどの市民は気にもとめていないのではなかろうか(苦笑)。前回選挙で候補者が乱立した後遺症そして総選挙後の虚脱感もあるかもしれないが、はっきり云ってしらけている。おまけに大阪市のかげでかすんでしまったような、もう現職の安泰ムードが漂っているようだ。

b0036803_22222045.jpg◆今回選挙の立候補者は3人、毎度おなじみ市役所出身の現職候補と、市民団体擁立の女性候補(本籍は共産党)、そして無所属の40代若手社長である~このひとは何でも「民営化」を連呼しており、すっかり小泉チルドレン気取りにみえてしまう(笑)。
政党ベースでいうと、自民・民社・公明・社民4党相乗りの現職候補と、共産・新社会の統一候補、そしてコイズミ党アピールの無所属となる。
まあこんなこと云って申しわけないが、みな小粒すぎて現職市長の当選が確実な顔触れである。有権者の大半はしらけているだろう。投票率は前回の38%を下回りそうだ。もしかすると30%も切るかもしれない。争点がないわけではないのに、なぜこんな有様になってしまったのか。

◆これまでの神戸市政にしがらみがなく、行政実力のある対立候補が出馬すれば、間違いなく現職を打ち破るだろうと思う。前回選挙でも候補者が乱立してしまい、結局市役所出身候補が漁夫の利を得たという経緯であった。今の市長が市民から万全の支持を得たということではない。むしろ、有権者の大半はもう飽き飽きしているはずだ。
なにせ、これまで56年間も助役出身の市長が続き、直近の36年間は市役所職員上がりの市長であって、ほとんどオール与党体制できた。市職員の労組もあたり前のごとく現職市長を応援しており、ある意味で大阪市以上の「癒着構造」である。行政ミスがあっても誰も責任をとらなくて済むシステムが出来上がっている。複数の利権マフィアが手をつないで市政を壟断してきたといっても過言ではない。
その結果、これまでの開発イケイケドンドン行政になんの反省もなく、巨額の借金に鈍感な行政体質が温存されている。来年2月開港予定の新空港については、早くも市税投入の声が囁かれているぐらいだ。市民は思い切りなめられたものだ(怒)。
利権にからめとられた市役所出身の候補者ではもうどうにもならない。腐れ縁のない外部の人材がのりこんで、情報公開等どんどん進めていく、そして歴代市役所幹部の責任を追及できる態勢にもっていかないと、市政はいつまでたっても引き締まらないだろう。遠からず破綻するにちがいない。オール与党の無責任体制がもらした大阪市問題はけっして他山の石ではないのだが。

◆これほど緊張感の乏しい選挙になった原因のいちばんは民主党の姿勢にあると思っている。中央では自民党と対峙しつつ、地方ではどこもかも仲良しというのは、どうにも説明がつかない。しかも政令指定市の首長選挙である。市労連との関係配慮があるとしたら、いったんリセットするべきじゃないのか。
だいたい労働組合が毎度臆面もなく現職市長を推薦するという構図が異常なのである。本来理事者側と一定の距離をおき緊張感を保つべきなのに、自らすりよっている。選挙で恩を売って自分たちの待遇をよくしようという計算である。それで組合員にとって短期的な利益は得られるかもしれないが、市民からは見放されるいっぽうになっている。
自らを常にきびしく律する姿勢を保って、市民の共感を得られる労働組合であってこそ、いざというときに組合員の正当な権利を守れると思うのだが、その逆をやっている。
あたり前のことを何度もいうが、労働組合はけっして利権団体になるべきではない。
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by chaotzu | 2005-10-21 22:34 | 時事