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マイ・ラスト・ソング

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2004年 12月 12日

おそろしや旧ソ連の亡霊

◆ウクライナの野党指導者ユシチェンコ氏、前はハンサムだったらしいが凄まじい面相になっている。おそろしや旧ソ連の亡霊_b0036803_1735773.jpgかねて毒を盛られたとの噂があったが、やっぱりというか、ダイオキシンを食事に盛られたようだ。与党側は自作自演と反論しているが、いったい誰が好き好んでダイオキシンを摂取するだろうか。それも通常人の1000倍という濃度。同氏の寿命は残り少ないかもしれない。これほど非道なことができるというのは、旧ソ連時代のKGBなど秘密組織の残党がまだ中枢部に生き残っているということだろう。チェチェンの学校占拠事件のときも女性ジャーナリストが意識不明になる毒を盛られたというし、なんともおそろしいことだ。こんなダーティな工作を仕掛ける連中もテロリストじゃないか、いま潰しておかないと後世たいへんなことになるだろう。
◆【読書】「シティ・オブ・ボーンズ」マイケル・コナリー 古沢嘉通訳 早川書房
 ハリー・ボッシュもの8作目、エレノアとの件が気になって前作につづいて特急読み(笑)。しかし、エレノアは全然出てこない。ニューヨーク9.11同時テロ後の作品であり、おそらく同事件の影響があったのだろう。タイトルである「骨の街」もそれを連想させる。なんと本作は20年以上前に起きた少年の殺人事件である。同時テロの被害者もありきたりにある殺人事件の被害者も等価との主張があるようだ。結末、ボッシュに一大変化があるがこのシリーズもとうとうここまできたか。
 それはそうと、とうとう出版社が変わった。この前の作品は講談社文庫になっているし、コナリーもゴダードみたいになってきた。しかし、版権争いのあげく価格のつりあがった単行本をいったい誰が買うのだろう。図書館あるいはブックオフ待ちになって結局売上はおちるのではないか。こんな自由競争は読者にとってはた迷惑だ。最初に手がけたというか発掘した出版社に優先権があってもいいのではないか、編集者のプライドはないのかね。

by chaotzu | 2004-12-12 23:59 | 時事


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